公益社団法人千葉県獣医師会
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野生動物情報
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野生鳥獣の救護について

■概 要

 近年,自然保護,野生生物の保護などの関心の高まりから,野生鳥獣の救護は,戦争や油流出事故等に代表される事故災害などによる野生生物の大きな被害に対する救護から,我々の生活の身近なところでの電線やガラスへの衝突事故,交通事故などによる救護など広く行われています。
 特に都市化の進展,開発行為の増加等で野生鳥獣の生息域が減少しているため,人間と野生鳥獣の接触頻度が高まっており,身近なところでの野生鳥獣の救護依頼が増加しています。
 県と獣医師会は,野生鳥獣の尊い命を救うと共に,県民の皆さんに救護活動を通じて自然保護の大切さを知ってもらうため,平成4年度より傷病野生鳥獣救護事業を実施しています。
 傷ついた野生鳥獣については,治療が必要な場合は指定獣医師の協力のもと治療を行い,保護された方又は鳥獣救護ボランティアの助けを借りて自然界への復帰を行っております。

■対象鳥獣等

 県内に生息する野生鳥獣(「特定外来生物による生態系等に係る被害防止に関する法律」第2条で規定されている特定外来生物及び千葉県鳥獣保護事業計画で規定される「外来鳥獣」を除く。)で羽の損傷,骨折したもの,病気等で衰弱したもの及び親の管理から離れたヒナを対象としています。
 ただし家畜、家禽、所有者のある鳥獣及びのら犬、のら猫は対象としていません。カメ、へびなどの爬虫類は対象外です。

■救護から自然復帰まで

(1)ケガをした野生鳥獣を見つけたら
 治療が必要なほど弱っていますか?自然界に力強く生きている動物です。人間が手を差しのべるのが良いことかどうか,まずは判断してください。また,下手に手を出すと人がケガをするかもしれません。それでも,助けてあげる必要があると判断されたら,まずは,以下の行政機関へ連絡をお願いいたします。連絡ないまま飼い続けると鳥獣法違反になります。

○傷病鳥獣連絡及び野生鳥獣全般
県庁環境生活部自然保護課鳥獣対策室 043(223)2936
○各地域での連絡機関  
千葉市・市原市地域 県庁環境生活部自然保護課
鳥獣対策室
043(223)2936
葛南地域 葛南地域振興事務所 047(424)8092
東葛飾地域 東葛飾地域振興事務所 047(361)4048
印旛地域 印旛地域振興事務所 043(483)1447
香取地域 香取地域振興事務所 0478(54)7505
海匝地域 海匝地域振興事務所 0479(64)2825
山武地域 山武地域振興事務所 0475(55)3862
長生地域 長生地域振興事務所 0475(26)6731
夷隅地域 夷隅地域振興事務所 0470(82)2451
安房地域 安房地域振興事務所 0470(22)7111
君津地域 君津地域振興事務所 0438(23)2285

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(2)治 療
 ・治療が必要な場合は,指定された獣医師のところで治療をお願いします。
 ・治療後は,獣医師の指示に従って下さい。
(3)保護飼養
 治療後,すぐに放鳥獣できるときは早めに自然界に帰してあげましょう。ケガの治癒まで時間がかかる時は,保護飼養が必要となります。飼い方等がわからないときは,自然保護課へ相談してください。
(4)放鳥獣
 めでたくケガが完治しましたら野生復帰です。しかし,ちょっと待って下さい。空を飛ぶ鳥は,保護されている間,飛ぶための筋肉等が弱っているかもしれません。飛ぶための訓練が必要です。部屋の中で自由に飛べるまで練習させましょう。そして,いよいよお別れです。別れの時はどんなときでも寂しいものです。でも,彼らは自然界の厳しい世界で生きているのです。その生命力を信じて,自由な世界に放してあげて下さい。
(5)その後
 保護飼養の結果については,自然保護課へ報告をお願いします。

■注意事項

  • ケガをしている動物は興奮しています。不用意に近づかないように。くちばしのとがっている水鳥などは,顔をめがけて突いてきます。獣類はするどい牙でかみついてきます。
  • 猛きん類(ワシタカ類,フクロウなど)の取扱いは難しく,ケガをすることもあります。また,猛きん類は希少種に指定されていることが多いので,行政機関へ連絡し,指示に従って下さい。
  • 水鳥の保護は,くちばしによる攻撃があり危険を伴います。十分注意して保護するか,様子を見て下さい。また,保護飼養することは難しいので自然保護課の指示に従って下さい。

■ヒナを拾わないで!!

もっと詳しく知りたい方は 4月から7月は野鳥の繁殖の時期です。十分に飛ぶことのできない巣立ちビナが地面にいることが多く,「迷子になった」,「ケガをした」と勘違いをして保護してしまうケースが多く見られます。 このような場合,姿が見えなくても近くに親鳥がおり,ヒナの世話をしています。人が近くにいると親鳥は近寄れません。また,ヒナを長時間保護してしまうと親鳥があきらめてしまいます。その場にそっとしておいてください。

 

 

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